この記事で解決できるお悩み
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「3つの質問」に答えれば、初めてでも簡単に自己分析ができますよ!
なぜなら、私も転職する際、この方法で進路を決めることができたからです。
記事前半では自己分析の目的と具体的なやり方について、後半では自己分析した後にどうすればいいのかを解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
記事を読み終えると、進路の方向性を定めることができます!
すぐに自己分析のやり方について知りたい方は、「自己分析のやり方3つ」へどうぞ!
自己分析の定義
まず、「自己分析とは何か?」について、認識をすり合わせておきましょう!
自己分析とは、「これまでの自分の経験・考え方を整理」し、「自分の価値観・特徴を理解すること」と捉えておけば問題ありません。
重要なのは、「何のために自己分析をするのか」「分析した情報をどのように活かすか」を知ることです。
自己分析の目的
自己分析を行う主な目的は、ずばり「進路を決めるため」!
もっと大きい視点で言えば、「自分にとってよりよい生活を送るため」です。
例えば、晩御飯を作る時、あなたはどうやってレシピを選びますか?
「食材の好き嫌い」「時間や技術的に可能な調理方法」「どのくらいの量を食べたいか」等を考えて適切なレシピを選びますよね?
もしこれらの情報が全くない状態でレシピを選んでしまうと、満足な食事ができない可能性が出てくるでしょう。
自己分析もこれと同じで、満足できる進路を決めるために必要不可欠な情報を得るために行うのです。
自己分析のやり方3つ
それでは早速、自己分析の具体的なやり方をご紹介します!
仕事選びに役立つ自己分析を行っていきます。
今回は、基準となる以下の3つをピックアップして深堀していきますね!
それでは、この3つについて、自分の価値観や特徴を理解していきましょう!
1.「楽しく感じる時や好きなこと」「苦痛に感じる時や嫌いなこと」を書き出す
まずはじめに、「仕事内容」の好き嫌いを見極めるための質問です。
先程の晩御飯で例えると、「食材の好き嫌い」をリストアップしていく作業に当たります。
これまでの人生を振り返って、「楽しく感じる時や好きなこと」「苦痛に感じる時や嫌いなこと」をそれぞれ書き出してください。
数は大体5~10個程度あればよいですが、思いつかずにつまずいてしまう場合は、無理に数を出さなくてもOKです。
以下に具体例を書いておきますね。
「楽しく感じる時や好きなこと」
- 国語
- 旅行
- 料理
「苦痛に感じる時や嫌いなこと」
- 身体を動かすこと
- 数学
- 細かい作業
2.「やる気が出た時」「やる気が無くなった時」の状況を書き出す
次に、自分好みの「働き方」を決める質問です。
晩御飯の例で言えば、「調理方法」を決める項目ですね。
先程とは違い、今回は「状況」を詳しく思い出して欲しいので、個数にはこだわらなくてOKです。
ただ、あとで共通項目を探し出す作業を行うので、できれば3つ程度あるとよいですね!
以下の具体例をご参考ください。
【状況①】
- 勉強する時は、一人やマンツーマン指導で黙々と行う方が集中できる。
- 自分で決めた目標を一つずつこなしていく事に達成感を覚える。
【状況②】
- 美術部に入ったが、自分より絵が上手な子が沢山居て自信を無くしてしまった。
- 部活中の会話にもついていけず、退部してしまった。
【状況③】
- 期末テスト前、放課後6時間勉強するスケジュールを立てたものの、1週間で疲れてしまった。
3.将来どのような生活をしたいか具体的に思い描く
最後に、「将来必要な収入を決める」質問です!
晩御飯で言えば「どのくらいの量を食べたいか」ですね。
この項目では、先程までの2つと違って、将来のことを自由に想像してもらいます!
「将来どのような生活をしたいか」具体的に思い浮かべてみてください。
その際、「現実的じゃないな~」という考えは一旦忘れて、制限なく好きなように考えてみてくださいね。
以下の具体例を参考に書き出してみてください。
- 都内1LDKの新築マンションに住みたい。
- 毎日好きなものを我慢せず食べたい。
- 毎月2着は新しい洋服を買いたい。
- 英語の習い事をしたい。
- 3か月に1度はどこかへ旅行に行きたい。
自己分析をした後どうすればいいのか?
自己分析お疲れ様でした!
思ったよりも簡単ではなかったでしょうか?
それでは次は、分析した情報を元にして進路の方向性を決めていきましょう!
先程お伝えした通り、上記3つの質問はそれぞれ「仕事内容」「働き方」「収入」を決めるために考えてもらいました。
ここからは、それぞれの情報から自分の価値観を理解し、満足できる進路はどのようなものか?を考えていきます。
晩御飯の例で言えば、実際にレシピを選ぶ工程ですね。
それでは、一緒に進路を決めていきましょう!
1.仕事内容を決める
まずは「仕事内容」を決めましょう。
ここでいう「仕事内容」とは、より具体的にいうと「業界」「職種」のことです。
「業界」とは仕事を行う上で扱うモノの分野、「職種」とは仕事を行う上で果たす役割のことを表します。
【業界】食品業界、IT業界、不動産業界、サービス業界 など
【職種】営業、事務、経理、総務 など
「楽しく感じる時や好きなこと」「苦痛に感じる時や嫌いなこと」で書き出した項目を元に、どういった「業界」「職種」に興味があるか考えてみましょう!
例えば、先程の自己分析では以下を書き出しました。
「楽しく感じる時や好きなこと」
- 国語
- 旅行
- 料理
「苦痛に感じる時や嫌いなこと」
- 身体を動かすこと
- 数学
- 細かい作業
上記から、関連がありそうな業界や職種を書き出してみます。
例えば国語なら、業界は「教育業界」「出版業界」、職種は「教師」「編集者」などが考えられますね。
これで、合う可能性が高い業界と低い業界、そして職種が分かったと思います!
2.働き方を決める
次に、「働き方」決めましょう。
やる気に関する状況について書き出した情報から、「共通する条件はなんだろう?」と考えてみてください。
また、やる気が無くなってしまった状況については、「どのような状況だったらやる気が出たかな?」と考えてみるのもおすすめです!
【状況①】
- 勉強する時は、一人やマンツーマン指導で黙々と行う方が集中できる。
- 自分で決めた目標を一つずつこなしていく事に達成感を覚える。
→集団よりも一人で行う仕事が向いている、決められたノルマを追うよりも自分の意思で目標を決めたい
【状況②】
- 美術部に入ったが、自分より絵が上手な子が沢山居て自信を無くしてしまった。
- 部活中の会話にもついていけず、退部してしまった。
→他の人と比べられない、関わらなくて済む環境が良い
【状況③】
- 期末テスト前、放課後6時間勉強するスケジュールを立てたものの、1週間で疲れてしまった。
→あまりにも労働の負荷が重いと継続が難しそう
上記から、例えば、「自営業で自分のペースを保ちながら働くのが向いているかも?」ということが分かります!
3.収入を決める
最後は「収入」についてです!
先程、理想の生活について条件を書き出していただきましたね。
ここでは、実際にその生活をするには大体いくらの月収が必要なのかを決めていきます!
実際に計算してみて、「実現が難しそうだな?」と思った場合は、条件に優先順位をつけて、まず最低限叶えたい条件を決めるといいですよ!
- 都内1LDKの新築マンションに住みたい。→15万
- 毎日好きなものを我慢せず食べたい。→5万
- 毎月2着は新しい洋服を買いたい。→2万
- 英語の習い事をしたい。→1万
- 3か月に1度はどこかへ旅行に行きたい。→5万
上の条件をそのまま合計すると、月に必要な金額は約28万円となりました。
このほかにも光熱費や携帯代、自営業の場合は税金や年金もかかるので、必要な月収はざっくり35万円程度でしょうか?
大卒の新卒平均月収は20万円程度なので、多めの設定ですね。
「いきなりは難しいかな?」と思ったら、優先順位を決めて額を減らすか、副業でまかなえないか等を考えてみてください!
例えば、旅費、食費を削減(マイナス約7万)+副業で毎月5万+会社での手取り25万の仕事を目指そう!という感じです。
4.実際にどのような仕事があるか調べてみる
自分がどのような仕事に就くのが良さそうか、なんとなくイメージできたでしょうか?
それでは、あともうひと踏ん張り!
実際にどのような仕事が自分の決めた条件に合致するのか調べてみましょう!
まずはネットで検索するだけでも十分です。
これまでの分析で、自分の求める条件がある程度明確になったと思います。
以下のような感じでキーワードを入れて、検索してみてくださいね。
「教育業界 職種一覧」
「教師 残業時間」
「編集者 副業」
5.必要なスキルや経験を身につける方法を調べる
どのような仕事が良いのかが決まったら、後は実際にその仕事に就くためにはどのようなスキル、資格が必要か?を調べます。
その中で今の自分に足りていないものを、これから身に着けていけばよいのです!
例えば、今までの分析から「自分には教師が合っているかもしれない!」と見当がついたとします。
そうしたら、「教師 必要な資格」「教師 なり方」などと検索し、どのような進路を選べばいいのかを調べてみましょう!
自己分析をする上での注意点/重要なこと
最後に、自己分析を行う上での注意点を一つお伝えします。
「自己分析は自分の欠点を見つけるためのものではない」ということです。
ここまでの自己分析や最適な仕事を探す工程を通して、「自分にはいいところがないな」とか「自分にはできなそうだな」とか思うこともあると思います。
実際、私も自己分析をすると自分のダメな所にばかり目がいってしまい、ネガティブになりがちです(笑)
ですが、それは一つの特徴にすぎません。足りない部分はこれから身に着ければ問題ないのです!
それを探すための自己分析と捉え、前向きに考えてみてください!
【まとめ】自己分析は一度で終わりではない
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した自己分析を行えば、簡単に進路の方向性を絞り込むことができますよ!
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- 【仕事内容を決める】「楽しく感じる時や好きなこと」「苦痛に感じる時や嫌いなこと」を考える
- 【働き方を決める】「やる気が出た時」「やる気が無くなった時」の状況を考える
- 【収入を決める】将来どのような生活をしたいか具体的に考える
そこから、その条件を叶えるための仕事を調べて絞っていく流れでしたね。
最後に一つ重要なのは、自己分析は一度やって終わりではないということです。
時間経過や些細な出来事でも、考え方や価値観は大きく変わるものです。
また、今回は手軽に自己分析できるやり方をご紹介しましたが、違う角度からもっと深堀することもできてしまいます。
そのため、自己分析は定期的に見直したり、違う方法で考え直したりする必要があります。
繰り返し分析することで自己理解を深めていきましょう!
とはいえ、慣れない自己分析や仕事を調べることは大変だったと思います。
本当にお疲れさまでした!今日はゆっくり休んでくださいね。